どうも、講師の福島です。
本日は子どもの成長に重要な好奇心について、自身の経験を基に語りたいと思います。
【好奇心=成長する力】
成績が良い子、勉強を嫌がらない子の共通点として「好奇心の強さ」が挙げられます。
「どうして車は走るんだろう」とか「ケーキってどうやって作るんだろう」といった「なぜ?」の気持ちが強い子は、発育発達に応じて「やってみよう」とか「挑戦してみよう」という気持ちに変換されていきます。
その結果、受験勉強がうまくいったり、勉強プラスα的に文武両道を体現する子が多い印象があります。
この「好奇心」は「成長する力」と言い換えても良いかもしれません。
好奇心の強い子は、新しい発見に喜びを感じたり、挑戦することに違和感なくトライできます。
受身な子よりも成長機会に恵まれている上に、成長することに負荷が掛かっていないわけですから、好奇心が強い子の成長する力は優れていると言えるでしょう。
日本の受験の是非に関しては様々な意見もあるかと思いますが、「誰でも平等に学業のみ評価する」という視点で考えた際、「受験とは、期限内にどれだけ成長できるかを競うレース」とも言えます。
最初は皆平等に四則演算や文字の読み書きからスタートして、難解な受験勉強に移行していきます。
根性や気合で乗り切る子もいますが、好奇心の強い子はゲームのスコアを競うように受験を「楽しむ」のです。そして「よく頑張ったね」と言うと、キョトンとした顔をして「いや別にそんな頑張ってないですよ」と返してくるのです。
この「好奇心」を我々は伸ばしていきたいのです。
自分と子どもは別の人間
好奇心を伸ばす方法は子どもの年代ごとに様々な研究が行われておりますが、最も重要なことは「自分と子どもは別の人間だ」ということを我々大人が理解することだと思います。
この話の前に少し話は逸れ、私の幼少期の話をします。
私は幼少期、母に買ってもらった恐竜図鑑を暗唱できる位読み続けました。
内容としては図鑑というよりも漫画的で、言葉を選ばずに言えば「大人が喜ぶ書物」ではなかったと思います。
ですが少年の私にとっては偉大な書物でした。毎日同じ内容を読むだけで飽き足らず、書物の内容から妄想し、「あのティラノサウルスがなんとトリケラトプスに負けた!」見たこともない恐竜の壮絶な戦いを母に報告する毎日でした。
そんな日々の中で非常に印象的だったのが、「どちらが恐竜をおぼえられるか勝負しよう」と提案されたことです。
なんとなく母に提案に乗り、頑張って恐竜の名前や特性を覚えました。
普通に戦っても勝てないので、自分なりに研究し自分なりに作戦を立て、負ける度に新たな作戦を立てるための会議を、なぜか対戦相手の母と行いました。
確か半年くらいたったころには全勝。通っていた保育園では恐竜博士という称号を獲得し、恐竜博物館のスタッフの方に「博士のぼくと恐竜バトルしない?」と声をかけ、苦笑いされる子どもに成長しました。
きっと私の好奇心の源泉はこのときに育まれたのだと思います。
もしも母が「なんで恐竜に興味を持つのか理解できない」と言って、もっとアカデミックな内容の書物を与えられていたら。
もしくはクイズ対決をしていなかったら。
さらには「自分で作戦を立てなさい」と言われていたら。
私は興味のある「何か」を自ら進んで調べたり、作戦を立てたりすることはなかったと思います。
これは母のやり方が全ての子どもに当てはまる完全無欠の教育法だという事ではなく、その時の私にとっては正しかっただけに過ぎません。
(ちなみに反抗期真っ盛りに、勉強するしないで何度も親子大戦争繰り広げております)
つまり大事なことは、「自分だったらこうする」とか「自分ならこれでできる」という考えを捨てて、今目の前にいる子どもに対してトライアンドエラーを繰り返して、ベストな教育は何かを考えることだと思います。
私と生徒は全くの別人です。
私にできることが同じ年代の時にできるとは限りません。
その逆も然りで、私がこの年でできないことでも彼らにできるかもしれません。
何に興味を持って、どうやったらその興味が増幅するかも、人によって全く違います。
だからこそ、「大人の価値観だとこうすべき」というフィルターを取り除き、その時にできるベストな教育を行うことを常に念頭において登壇することを心掛けています。
トライアンドエラーなんて面倒だし、そんな暇もないよという方も多くいらっしゃると思います。そのような方はぜひ学習塾リブラにお任せください。
最後はなんとも講師として都合の良いお話でしたね(笑)
ですが、教育に関する話は無限にできるスタッフしか存在しない学習塾です。
「誰に相談して良いのかよくわからない」「会員じゃないけど、なんとなく悩みを相談したい」という方がいらっしゃいましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
学習塾リブラでは、進路や学習の進め方を含む様々な学習相談を無料で受け付けています!
ご連絡は電話番号03-6804-2626にお電話いただくか、下記のSNSにご連絡ください!
twitter https://twitter.com/libra_edu0327
Facebook 学習塾リブラ | Facebook
コメント