初めまして!河合先生です!今回のテーマは【勉強に対する苦手意識の克服法】について、実体験も踏まえて話をしていきます。
「苦手意識」とは
まず、そもそも「苦手意識」とはどのようなものなのかについて考えていきましょう。
苦手意識とは『苦手だと感じること。得意ではなくできるだけ避けたいと感じること。』ではないでしょうか。
これを勉強の場面に落とし込むと、例えば、「この教科嫌だなあ」、「この分野良く分からないからやりたくない」となんとなく感じることがあったかと思います。
明確に、「算数で割合の分野の考え方が苦手だ。」のように具体的に苦手な箇所があるものは別として、【なんとなく苦手と感じるから勉強したくない】と思っている人が多い印象です。
苦手意識を取り払うために、まずはやってみる。必死に取り組めば考え方も分かるだろうし、苦手意識を取り払うことが出来ると考えて、ただひたすら勉強するしかないというのは精神的にも負担が大きいですよね。
仮に勉強量を増やして一時的にでも成績が上がらなかった場合、「やっぱり自分はこの科目は苦手だ」、「もう教科書すら触りたくない、見たくない。」といった状態にまでなってしまうと、ここから克服していくのは中々時間を要してしまいますよね。
では、どうすればいいのか。それは苦手意識の要因になっている「なんとなく」の部分を明確化することが重要だと考えました。その、「なんとなく」の部分を明確にすることで苦手意識を感じている科目への取り組み方、克服方法も変わってくるのではないでしょうか。では、実際どのように明確にしていくかを考えていきましょう。
「なんとなく」を明確にする
苦手意識の「なんとなく」を明確にする方法としてはその要因を細分化して考えてみるというのがオススメです。
ではこれから苦手意識を細分化して考えていきましょう。私がよく見る3つのケースを紹介していきます。
①分からないまま放置している
1つ目は、問題を一度解いてみたものの、問題自体の解き方や考え方が分からなかったからという理由でそのままにしている状態が挙げられます。苦手意識のある科目だと、放置している問題が積みあがっていってしまい、なおさら手を付けるのが億劫になってしまうのではないでしょうか。
②その科目の勉強方法が分からない
2つ目は、なんとなく授業を受けて、なんとなく問題を解いているパターン。結局この科目ってどのように勉強をすればいいか分からないし後回しでいいやと考えてしまい、結局ついて行けなくなってしまうことが多い印象です。
③自分はできないと思い込む
3つ目は、例えば以前解けない問題があったり、テストで良い点数が取れなかった経験があったとします。その経験が要因となって、自分は出来ないと思い込んでしまうことがあるのではないでしょうか。しかし、実際解いてみると依然と比べて解けるようになっていたり、解ける問題があるものです。
このように、「なんとなく」の部分を細分化してみることで、自分はどの立ち位置で悩んでいるのかが少し分かってくるのではないでしょうか。
それぞれの対策法
では、細分化をしたうえで、3つのパターンでそれぞれどのような対策をしていけば良いのかを考えていきましょう。
①分からないまま放置している場合の対策法
まずは復習のサイクルを作ることから始めてみるのが良いと思います。一番やってはいけないことが問題を解きっぱなしにすることです。正解している問題であっても、正解に至るプロセスは正しいのかどうかきちんと改めて考える必要があります。間違えた問題、正解しているか不安だが結果的に正解した問題は尚更です。問題のどの部分で躓いたのか、どのように考えれば正解に至るのかを丁寧に復習することで、分からない問題を一つひとつ潰していけるはずです。自分でどうしても解決できない場合はすぐに先生、友人に教えてもらいましょう!
②勉強方法が分からない場合の対策法
科目や分野によって勉強の仕方、考え方が異なっています。具体的には「理解する」分野と「暗記する」分野で分けて考えてみると良いと思います。ただやみくもに暗記しているだけでは苦手意識は消えません。例えば、算数や数学で公式を暗記したとしても、それをどのように使うかを理解しなければ問題は解けないですよね。英語も単語を暗記しただけでは文章全体の意味を正確に理解できません。文法や構文を理解して初めて英文をスムーズに読むことが出来ます。このように、科目毎に理解する分野、暗記する分野の住み分けをきちんとして勉強に臨むことが重要なのではないでしょうか。
③自分は勉強ができないと思い込んでいる場合の対策法
過去に解けない問題があって苦手だと感じている場合、同じ科目の中でも、別の問題を解いてみるという方法があります。どういうことかと言うと、苦手意識を抱いている科目の中でも解ける問題を探して解いていく、ということが重要であるということです。解けるという成功体験を少しずつ積み上げていくことで、勉強ができないという思い込みも減っていくのではないでしょうか。
まとめ
以上のように、①苦手意識の要因である「なんとなく」を細分化してみる。②自分の「なんとなく」はどこに属するのかを考える。③それぞれの対応策をまずは実践してみる。このプロセスが重要なのです。このように要因を細かく分析していくことで、苦手科目に対する取り組み方も変わってきますよね。
次回は科目毎に苦手意識の細分化、細分化した後の対策方法について書いていこうと思います。
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